曽我物語

2023年5月12日

「盲亀(もうき)の浮木(ふぼく)、優曇華(うどんげ)の、花待ちえたる本日ただ今。艱難辛苦(かんなんしんく)の甲斐あって、仇見る今日の嬉しさよ。さあ尋常に勝負勝負!」

あらゆる仇討ちの名乗りで使われる決まり文句。江戸時代までは散々使われたもんです。実は、この名ゼリフを最初に叫んだオリジナルこそ、曽我兄弟!

富士の裾野の大仇討ち!将軍、源頼朝の陣中で、五十人斬りの大乱闘。「死なば一所に」と誓い合い、二十二と二十を一期に散った兄弟愛!

実はこのたび、拙作「曽我兄弟より熱を込めて」が、幻冬舎より紙出版されました!ぜひ読んでね。

曽我物語のあらすじ

曽我物語の登場人物

「曽我兄弟より熱を込めて」より

歌舞伎について

曽我兄弟グッズ

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出版した本(キンドル版)

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ショートショートのエッセイで書き下ろした三国志。呂布、孫策、周瑜、曹操、馬超、劉備などの英雄たちの人生を、ショートショート一話ずつにまとめました。英雄たち一人一人の人生を追いながら、三国志全体のストーリーに迫ります。
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曽我兄弟より熱を込めて曽我兄弟より熱を込めて
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Posted by 坂口 螢火