「ねないこだれだ」で忠臣蔵ストーリーを作ってみた!

2021年10月19日

日本三大仇討ちの一つ、忠臣蔵!でも、けっこう長い話なので、あらすじが分からない……っていう人も多いですよね。

今回、坂口は忠臣蔵を究極に分かりやすくするために、国民的絵本「ねないこだれだ」で忠臣蔵を作ってみました!これであなたも忠臣蔵のあらすじが完璧(?)です!

では始まり始まり。

これ、内匠頭(たくみのかみ)です。赤穂藩(あこうはん)の殿さまです。

こっちは仇の吉良上野介(きらこうずけのすけ)。見るからに悪者ですね~。なんか企んでますよ!

吉良、内匠頭をイジメてます!吉良は超身分の高い人なのです。田舎大名ごときの内匠頭はたちうちできません!内匠頭やられまくりです。可哀想に!

内匠頭、ついにブチ切れです!刀振り回してガチで殺す気です!でもですね~、吉良は逃げ足早いので、殺すことができなかったんです。

ああ!内匠頭切腹しました……。当時、「江戸城で刀を抜いたら切腹」っていうオソロシイ決まりがあったんです。ルール違反だったから、哀れ内匠頭は切腹しなきゃならなかったんです。

これは赤穂藩の家老、大石内蔵助(おおいしくらのすけ)です。内匠頭が頼りにしてた家臣です。特徴は眉毛が濃い!

内蔵助泣いてます。殿さまに死なれちゃって大ショックです。

内蔵助ヤケ酒してます!う~ん、気持ちは分かるけど、感心しませんね。ご覧ください!目がいっちゃってます。かなり酔っ払いです!

ああ!内匠頭をイジメまくった吉良、のうのうと生きてます!こいつは何のおとがめもなかったので、江戸でピンピンしてるんです。キレイどころと遊びまくってます!

おお、内蔵助が立ち上がりました!殿様のためにカムバックです!

内蔵助、ついに行動に出ました。殿さまの仇討ちをする覚悟です。頑張れ、内蔵助!

吉良、追い詰められました!内蔵助、吉良をグサリ!内匠頭をイジメまくった吉良、ここに命運がつきました!

内蔵助、とうとう仇をとりました。殿さまのお墓にご挨拶です。殿さまもあの世でさぞかしご満足でありましょう……。

忠臣蔵、ねないこだれだバージョンでした!もっと詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!
忠臣蔵の日本一分かりやすいあらすじまとめ
実は小男……大石内蔵助ってどんな人?

著者プロフィール

坂口 螢火
坂口 螢火
歴史専門のライターを目指しています。

古典と神話が好きすぎて、ついに家が図書館のように……。

1月30日に、拙作「曽我兄弟より熱を込めて」が販売されます!立ち読みも大歓迎。ぜひ読んでね!

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Posted by 坂口 螢火